「バチクソ」という略称で話題になっているこの映画。
初代「エクソシスト」みたいなのを期待していたら全然違って、でもいい意味で楽しめました。
CG等を使ったエンタメ系ホラーに仕上がっていて、ユルさと派手さがありましたね。
導入部は上手い。悪魔を○○に乗り移らせるシーンには「なるほど」と思わせる説得力があった。
そして「アオラレ」ではあんなに怖かったラッセル・クロウが神父役。味方につけるとなんとも頼もしい。ただホラーとしてはこれがアダになったかも?
なにせホラーが苦手な私ですら全然怖さを感じなかったんですよね。
グロシーンはなく心理的な怖さもさほどない。しかも神父がラッセルだから「どうせ彼がなんとかしてくれる」みたいな気分になっちゃって。
しかしそれを逆手に取った展開は上手かった。「どっちに転ぶ?」とワクワクし、結局は手に汗握らされましたね。
でも最後の戦いはいくらなんでもやりすぎ。悪魔祓いどころかもはや悪魔大戦?半ばヤケクソなCGにはやや失笑。
初代みたいな心理的ホラーを期待すると拍子抜けしますが、エンタメホラーとして観れば面白かったです。
続編が期待出来そうな終わり方だったので、「バチクソ」シリーズとして期待したいですね!