平成2年の男

ヴァチカンのエクソシストの平成2年の男のレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
2.5
・布教映画かな?(錯乱

・息子役の演技に鬼気迫るものがある。この作品のために寿命をいくらか縮めたのではないかと不安になる程の凄みがあった。

・本作の悪魔の目的にクリティカルな理解が得られないのは、悪魔の目的と悪魔の行動の間にある、悲しいまでの矛盾撞着のせいではないだろうか。

・エクソ系の映画に登場する悪魔は総じて頭が悪く、派手好きの目立ちたがり屋である。この命題の対偶をとってみよう。「虎視眈々と潜伏し、リスクヘッジをかけながらクレバーに仕掛けてくる悪魔を映画にしても、つまらない」