平成2年の男

ホリデイの平成2年の男のレビュー・感想・評価

ホリデイ(2006年製作の映画)
3.5
・内容を知らずチョイスした作品だったが、時期的にタイムリーな作品だった。

・『映画には主演女優とその親友が登場する。君は主演女優だ。なのに親友の役を演じている』

・伏線の張り方、サブストーリーの差し込み方、葛藤や山場の作り方などが丁寧である点に感心した。ふたつの物語の並行を違和感なく描くだけでも難易度が高いのにも関わらず安定している。さすがハリウッドの脚本と唸った。

・監督の指示かもしれないが、男優2人の「演技のための演技」に違和感を覚えた。主演女優の裏方に徹しているのだろうが、男優2人とも存在感のある役者だったので、自然体で演じた時の仕上がりをみたかった。

・キャメロンって、どんな役を演じてもキャメロンになってしまう。キムタクと相通ずるところがある。