このレビューはネタバレを含みます
異端審問悪魔のせいにしててわろた。人間の愚かしさから目を背けていいのか?主人公にも精神的な葛藤がないし(トラウマはあるけどないのは葛藤ね)、どこに軸を置いて観ればいいのか悩んじゃった。つまり何がどうなったって話なのよ。悪魔が祓われたなんて言わないでほしい。プリキュアだって各話にテーマはあるわ。文句言ってばっかだけど人間を中心に置いて常にゆるーっと背景が動く撮り方も一面的な性格のキャラクターも明快なお話の展開もあんまり好きじゃなく、なんか楽しみ方がよくわからんかった。これ普通に売れてる映画なのマジか。他のホラー映画はよくてこれが駄目なのはなんで?って聞かれるとよくわかんないんだけど、作り手のセンスが私と合わないのは確か(いや、わかるかも、神も悪魔もいる前提の話を当然のようにしていたり、異端審問全部悪魔のせいにして人間が罪から逃れられると思うような単純さ鈍感さが無理)。実のところ公開当時のポスターとかサイトとかから合わないのは歴然だったのだけど人に勧められたのでとりあえず観てしまった。