男は、火を点ける。女は、殺される。
『悪なき殺人』でハッとさせられたドミニク・モルは未解決事件から浮き上がってくる新たな一面。
'この作品は何を語ろうとしているのか？'というミステリーであれば、そう。
思っていたものと…、と言っても'ミステリー映画'ではないことは前提であると思うから、そもそも未解決事件言っているし。
事件が解決していたら。の時間軸が見つからないうちに時間は過ぎ、未解決の苛立ちも行き詰まっているような描写、別の視点からの捜査方法。
証拠が多く、おかしなことが多すぎると迷宮入りになりやすいという話を聞いたことはあるが、このケースにおいてはものの印象は変わることはなかった。を言い表しているのかな、とラストシーンにもがくヨアンを見て思う。
