徹子さんと同世代の祖母と一緒に観賞。テンポはゆっくりでセリフもはっきりなので、割と誰でも観やすい作りになっているから、そういう点では安心して観られた。
ひとつのまとまった物語というよりは、やはりエピソードをかいつまんで描いているという印象で、強いクライマックスを期待した私にはちょっと物足りなかった。
SNS上での前評判を見過ぎたのか、もっと厳しく何かに切り込む物語なのかと思っていたから、その優しい穏やかな世界観に拍子抜けしてしまったというか。一緒に行った祖母(原作既読)も「なんか思ってたのと違った」と言っていて、強いイメージや期待を持っていくとちょっとがっかりするよね、という感じでした。
トモエ学園の教育はすごいなあと思うと同時に、むしろ当時だからできただろうな、と思う。親が学校にあそこまですべてを委ねることは、現代はもう無理だろうと思うから。
