このレビューはネタバレを含みます
原作のトットちゃんが好きなので、映画化と知り鑑賞。
映画館で嗚咽するのを抑えるほど泣いたのは初めて。
一応言っておくがお涙頂戴系ではない。
戦争がじわじわと日常を侵食し、非日常が日常へと変貌していく様を見事に描いている。
子供の表情を描くのが上手く、よく観察していると思う。
いわさきちひろリスペクトのアニメーションはじめ、演出面にも工夫が見られる。
「きみは、本当はいい子なんだよ。」
ボイスがつくとここまで心に響く台詞になるのかと驚いた。
原作が好きな人にはぜひ観に行ってほしい。