このレビューはネタバレを含みます
面白いシーンや感動シーンなどがしっかりと詰め込まれており、また内容も分かりやすいため、老若男女が楽しめる作品かと思います。
また、学生さんにとっては映画を観ることで生物の範囲の勉強にもなるので、とても良いと思います。
序盤は、「はたらく細胞」とはどんな作品なのかを紹介するためなのか、一気にいくつもの話が切り替わるので、すこし息苦しさを感じます。尺的な部分もあるとは思いますが、個人的にはもう少し序盤をゆったりと進めてくれるとより作品自体を楽しめるかと思いました。
内容に関しては、さまざまな細菌やウイルスと体内の細胞たちの戦いだけでなく、肛門が頑張るシーンなどが面白おかしく表現されていて、カラダの色んな機能が幅広く表現されていることに本作の良さを感じることが出来ました。
また、主人公が白血病になってしまってからの闘病シーンは、自分の身の周りでもガンなどで闘病したり、亡くなってしまった友人などと重なる部分があり、思わず涙が流れてしまいました。
漫画版の素晴らしさを上手く実写へと落とし込めている良作かと思うので、たくさんの方に見ていただきたいです。
