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ミッシングのmtのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング(2024年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

赦し、と救い。について日本人的な映画。
シークレットサンシャイン、超えた邦画。
 
TOP
ハイスピード。柔らかい逆光。
公園で走り回る子供。母親目線。
END
横断歩道わたる子供を見送る横顔。
娘のかつての口癖ぷるぷるぷるぷ。

名言
はい、お姉さんね〜。
真実が、面白いんだよ。
虎舞竜ですよね。



大きすぎる喪失感からの救済はあるのか?
赦しの先に、わずかだけども救いはある。

○ストーリー展開
絶望続きの激重から、後半への救済展開。
テンポ良く、無理も無駄のない物語展開。

○納得感ある関係性の崩壊と修復描写
夫と妻、姉と弟。それぞれ。

○母親のぶっ壊れ演出

○父親の泣き演技
まだ人として壊れてなかった妻に気付き、
お前すげえな。

○全シーン美しい光。美しいルック
冒頭の幻想的な光から始まり、
ラストの横断歩道まで、ずっと綺麗。
弟の部屋とか、喫茶店とか、屋内も綺麗、


○カメラワーク
前半手持ちの多い粗いワーク
からの後半落ち着いたワーク
ハラハラさせる、サスペンス感

○良い人も、ちゃんといるベタ演出
ぶっきらぼうなバイト後輩
印刷屋のオヤジ、職場の先輩、
ベタだけど手堅く良いカンジの人間たち

○クレーマーたち
怒りの矛先を探し彷徨う主人公と、
キッチリ真っ直ぐと怒れる他の人達と対比

○罰せられる悪人がいない
公平な視点。映像。
でも、ネットの奴らだけにはちゃんと制裁。


○音楽
中盤と、ラストのみ。
ストイックな美しいピアノ伴奏

○ルーズなコミカル描写たち
被害者一般人に演技指導する演出家。
ヌケでインサート撮りに頑張るカメラマン

○クイックなコミカルな描写
ドア越しに怒号を飛ばし合う姉弟
インタビュー答えない弟への高速ビンタ

○様々な怒り描写
漠然と全方位に怒り散らかす母親
姉に怒る弟
会社に怒るテレビマン
と、一方的に怒るクレーマーたち


●ちょっと言葉が多い?濃ゆい?
演技だけで、言葉いらん良いのにシーン多

●空白。とテーマ、展開。が近すぎる

●ルックがあまりにも綺麗すぎる
さすがに全シーン明るくキラキラ美しい
もっと粗いダークな画も観たい

●母親が美しすぎる
さすがに兄弟に見えない
地方のオカンには見えん
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