このレビューはネタバレを含みます
映画館、総キョトン映画。
謎に見てられる。観終えた後、歩きたくなる作品。
TOP
日中。寒々しい林のアオリ。カメラ直進。
END
夕暮。林のアオリ。カメラ直進。手持ち?
名言
それは、味の感想じゃないですよね。
予想通りでした、クズばっかりで。
○ずっと見てられる映画
なんてことない、風に見えるカットたち。
冗長に思える編集。地味なカメラワーク。
感情ない棒読み演技演出。
でも心地よく感じる映像。物語気になる。
謎の没入感、吸引力。
○主人公の日常カット
ヒキの薪割り。ヒキの水汲み。反復運動。
長くて退屈なのに。謎に見てられる。
○車内シーン
超どうでも良い風の会話。
なのに、面白い。お話の推進力ある。
○会話演出たち
説明会の攻防会話。
車内のゆるい会話。
うどん屋での会話。
○主人公のキャラ
終始棒読み、どっかりのたたずまい。
信頼感ある男に見える。
的確なセリフたち。
○強い女性キャラ
前作に引き続き、
甘い声質なのに、強強の毒のある女性。
○楽曲センス。不穏演出。乱暴な編集
冒頭の森。途中の森。恐怖音楽。
○攻めたオープニング
長過ぎる林シーン。
タイトルカット、インサート。
また、林のシーン。
いきなり始まるドラム。
○トリッキーなアングル
突然の後部車載カメラ
突然のオカワサビのカメラ目線。
○展開
アート映画のような導入。
古典的な自然VS人間の対立構造。から、
丁寧な視点の転換展開。から、
超自然現象的な展開。
○だるまさんが転んだ。
○大事な瞬間、帽子脱ぐ所作。
●会話劇をもっと見たかった
偶然と想像、みたいに笑いたかった。
●ラスト
流石に難解が過ぎる。
居場所なきシカの逆襲?
バランスが崩れたってこと?
手負のシカ、妻亡き家族のメタファー?
悪について、もう少し語ってほしかった。