長い…
大切な我が子が失踪したら
どの母親も取り乱すしああなるやろな
それはわかる…わかるし、
沙織さん役の石原さとみさんも
頑張ってはるのもわかるよ
わかるんやけど…
んー、ごめんなさい、
頑張って演技をしてはる感じが…
他の女優さんならどう表現されてたかな？
そう思いながら観てしまった
夫・豊さん役の青木崇高さん
自分の気持ちを抑え、
妻・沙織さんから離れず寄り添う姿
芯のある優しさを感じたし
妻を大切に守る姿は素晴らしかった
森勇作さんの繊細であり危うく難しい役を
とても上手くされていたし
中村倫也さんの安定感もあり
全体的には集中して観ていたんやけど…
報道、sns誹謗中傷なども
上手く描かれていたしね
演技派の俳優さんが多く
音楽担当も好きな世武裕子さんやし
期待してしもたかもな
吉田監督の他作品には感じなかったことやけど
作品が “長く“ 感じたのは
テンポが悪いのではなく
沙織さん、豊さんにとっては
娘・美羽ちゃんがいなくなったあの日から
時が止まったままであり
一日一日が途方もなく長く感じるんやろなと
ご両親目線からの体感なのかな
我が子に何かあると時が経つのがとても遅く感じる
それは子育て経験をしたことがある人やと
一度は経験したことがある心境ちゃうかな
この作品は見る人の立場によって
大きく印象が変わるんやろね
タオルを持ちながら観たけれど、残念ながら
涙を流すこともなく観終わってしもた
結局、この作品は何が言いたかったんかな….
