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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ーのkalindaのレビュー・感想・評価

4.0
“ あなたは一人じゃない “

これが実話とは…
ジェーンの団体のことも初めて知った 

中絶に対しての考えは
ここでは言わないけれど
今まさにアメリカで
時代に逆行するような流れに
なりつつあることに恐ろしさと憤りを感じる


裕福な家庭の主婦 ジョイ(エリザベス・バンクス)
聡明であり美しい彼女が
自分の力で少しずつ
生き生きとしていく姿が眩しい
そして団体のリーダー
ヴァージニア(シガニー・ウィーバー)
逞しく聡明、ほんまにカッコいい!

中絶手術シーン
生々しい描写はないけれど
内診台や器具の冷たさと痛みが伝わってくる

術前術後と
心身ともに傷つき弱りきっているところに
寄り添ってそばにいてくれる
あたたかい食べ物がある
どれだけ心強いことか…


深刻なテーマやけど
60'sカルチャーや音楽
ポップでカラフルな映像が観やすい
ザラついた雰囲気はフィルム撮影かな?
その年代の映画のような演出が好きやったな


好きな作品
・キャロル (2015)
脚本を担当された フィリス・ナジーさんが
監督をされているのでこれは観なければと


ラスト若干駆け足気味ですが
全体的には丁寧に描かれています

様々な意見があるテーマですが
観ていただきたい作品ですね
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