チャチャのパパ

ミッシングのチャチャのパパのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.1
最高のアレはかすかな希望?

吉田恵輔監督、石原さとみ主演。トレーラー見た感じだと誘拐モノ?という感じであったのだが、吉田監督がそんなつまらない映画撮るはずもなく、お陰で2時間の懲罰を受けさせられた。

兎にも角にも石原さとみ。もうコレはサオリという母親がカメラの前でぶっ壊れて行く様を撮り続けるドキュメントに近い。あるシーンで、もう感情が流れ込んで来る!さおりの慟哭が一気に入って来て・・・

それと夫婦のああいうやり取りな。ああ、もう凄い分かる。でも青木崇高の父親がとても頑張ってて、もうこっちにも感情移入する。

最初から最後まで、徹底的に無駄な演出無し。カタルシスも無い。ホントにドキュメント見せられてる感じなのだが、あちこちに問題提起が滑り込まされてたりして、2時間の懲罰を終えた。

後からYouTubeで監督のインタビュー見たら、どうやら石原さとみが無双してて、モンスターを如何に抑えるかで大変だったよう。青木崇高さんも、役とオフがおんなじだった模様。納得。

コレは今年のベストかもしれない。