世界弱小サッカーチームを立て直すロンゲン監督の奮闘(実話)
これはドキュメンタリーにもなっていて、それは見てないのですが、話題性は十分という感じでしょうか。
何しろサッカーで31点も入れられるとは、そうそうお目にかかれない試合ですよね。日本のバラエティの企画みたい。
そして助っ人コーチが癖強で、熱い性格が災いしてサモアのコーチに就任させられます。嫌々感満載で。
サモアのメンバーは体格は凄いので技術力が足りない、やはり地元のコーチでは指導が足りないという事なんでしょう。チームの目標はまず「1勝」ではなくまず「得点」だったのです。
最初はテキトーに指導していた新コーチ・ロンゲンが次第に真剣になってチームの信用を得ていくのですが、この辺がダイジェスト的で、もうちょっと丁寧に描いても良かったかも。
まあ、タイカ・ワイティティ監督なので、ユーモアとシリアスを比較してユーモアが勝ったという感じでしょうか。
しかし、最後の公式戦は流石に見せ場を作っていました。この辺はスポーツ映画の醍醐味を逃がしていません。
マイケル・ファスベンダーのコーチも良かったしメンバーも個性があって良かった。試合では地元民が一喜一憂する下りも面白かった。
という事で、荒さもありましたが実話の映画化という意味では良かったように思えます。