監督 :
鶴田法男
脚本 :
高木登
鶴田法男
原作 :
つのだじろう
「恐怖新聞」
出演者 :
三上博史
酒井法子
堀北真希
小野真弓
山本圭
吉行和子
鶴田法男監督、これですよ・こ・れ！
POV〜呪われたフィルム〜（2012年）のレビューでガチ酷評したので、実力はそんなもんじゃないってとこを見せたくて再鑑賞…
1998年代の空前のJホラーブーム到来！
みんながゾンビの如く「もっと怖いJホラーをよこせ！」と汎ゆるJホラーを貪り尽くしていた時代から少し熱が冷めてきた（良作不足）時代に“Jホラーシアター企画”があったと記憶している…
※一個人のJホラー時代を肌で実感した感想に基づくので辛辣なツッコミは止めてね…
1998年「リング」
↘
2004年今作
↘
2022年現在
丁度中間に当たる時代、それから現在まで品質は下降の一途を辿る事になる…
Jホラーシアター企画
↓
【第一弾】
感染（2004年）
予言（2004年）
※同時上映
【第二弾】
輪廻（2006年）
【第三弾】
叫（2007年）
【第四弾】
怪談（2007年）
【第五弾】
恐怖（2010年）
この度調べたら第5弾まであったのね…
「恐怖」
高橋洋監督（2010年）
見落としている事実…😱キャー
明治末、千里眼・御船千鶴子服毒自殺の新聞記事から始まる…
ナレーションには“彼女な自殺には諸説あり、彼女は死の前日にあるビジョンが見たと伝えられている…それは自らの死を伝える新聞記事”…
休暇を終えて実家から車で帰る道中、主人公里見英樹（三上博史）、妻・里見綾香（酒井法子）、娘・里見奈々（井上花菜）…
ノートパソコンから重要なメールを送るために公衆電話に立ち寄る里見英樹…
田舎道の路上に車を止めて待つ綾香と奈々…
電話ボックス内で、きみの悪い新聞紙の切れ端を見つける里見英樹…
記事には奈々がダンプと正面衝突炎上事故で死亡する記事が書かれていた…
チャイルドシートのシートベルトがスカートに噛んで取れない…
困った綾香は助けを求めに英樹の電話ボックスへ…
その瞬間、奈々が乗っている車とダンプが正面衝突…
弾け飛ぶ車…
泣き叫ぶ奈々…
車炎上…
爆発…
フロントガラスの破片で顔を切る綾香…
泣き叫ぶ綾香…
呆然とする英樹…
事故現場周辺のニュース…
事故現場を実況するアナウンサーに詰め寄る錯乱した英樹…
新聞を探す英樹…
綾香が英樹を止めに入る…
泣き叫ぶ英樹…
クレジットタイトル…
靄の中に揺らめき飛ぶ新聞紙…
新聞活字（フォント）で…
予言
渦巻きタイトル技法（ウルトラQね）…
実に良い…
3年後…
綾香は新聞に取り憑かれた英樹に愛想を尽かして離婚…
高校教師になった英樹の生徒・若窪沙百合（堀北真希）も新聞が見えることが判明…
出来上がってない堀北真希…
綾香は大学に残り念写の研究に没頭…
超能力者・御子柴聡子（吉行和子）に実験の手伝いを…
そこで鬼形礼（山本圭）の話を耳にする…
鬼形礼は原作主人公…
一方、英樹は生徒・若窪沙百合が通り魔事件で死亡する恐怖新聞を手にする…
一方、綾香は御子柴聡子から携帯電話に連絡が入り自宅に駆けつけるも…
英樹と綾香は恐怖新聞の真相を究明するうち引き戻せなくなる自体に陥るのだった…
ざっと物語はこのようなものです…
原作「恐怖新聞」全9巻読破
1973年作品でかなり前に見た作品（確か小学生）なのでうる覚えなのだが…
良く覚えているのは、
主人公・鬼形礼中学生…
守護霊がいる…
新聞を読んだら“寿命”が縮まる…
霊媒師がお祓いしても駄目…
札を貼った部屋に朝まで持ちこたえたら助かるところ“霊媒師”の声に成りすましドアを開けさす…
しつこい勧誘…
窓を締め切っても突き破って入ってくる…
目を瞑っていてもこじ開ける…
しつこい営業…
邪魔するものは皆殺し…
まるで呪い…
今作「予言」は原作から数十年がたった設定になっており原作の実写化ではない…
それを踏まえた上で見る必要があるので原作ファンの方は要注意です…
POV〜呪われたフィルム〜（2012年）では血迷ったのかと思ったが、改めて見直すとやはり安全安心の品質（演出、脚本、BGM、SE、ライティングなど）、鶴田法男監督でした。
他の方の評価はあまり良くないが、上記のグラフで示している通り2022年現在の下降気味の一途の品質ホラーと比べて良作ですよ。
余談ですが、
三上博史は迫真の演技が冴え渡る！
サイコパス気味が特に似合う配役は正解！
酒井法子も闇上がった演技が冴え渡る…
2009年（平成21年）の麻薬所持の件があり、この頃からではと勘ぐってしまう…
それぐらい頬がコケての闇上がりの演技が見所です！
※酒井法子ファンの方の苦情は受け付けておりませんのでご了承下さい。
①鑑賞年齢30代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確
