構図がどうとか
カット割りがどうとか
レビュー上げようかと
再鑑賞しましたが
恐れ多くて…
撃沈です…
何も言えねえ…
今だからこそ凄さを感じた…
監督 :
宮崎駿
脚本 :
宮崎駿
山崎晴哉
原作 :
モンキー・パンチ
出演者 :
山田康雄
増山江威子
小林清志
井上真樹夫
納谷悟朗
島本須美
石田太郎
あの頃の
あの時代の
宮崎駿の
後出しも
小出しもない
この作品に全集中をかける熱意にやられる…
映画ルパン三世（2014年）
監督 : 北村龍平
のレビューを上げたので、“ルパン三世カリオストロの城”を上げようかと再鑑賞…
私の愚かさを垣間見た…
構図がどうとか
カット割りがどうとか
語ろうと思ったが自らの愚かさを垣間見てしまった…情けない…
恥を忍んで少しだけ…
オープニング
札束のぎっしり入った袋と次元大介がロープで降りてくる
その上にルパン三世
窓ガラスが明るくなる
カジノの建物に明かりが灯る
真正面から逃げてくるルパン三世と次元大介
札をばら撒きながらハードル走の如く自動車侵入防止ゲートを飛び越える
人間離れした飛躍で飛び越える
（これ後のカリオストロの城での人間離れしたジャンプへの違和感を和らげる伏線）
金をばら撒きながら
“フィアット ヌオーヴァ500 1957年〜1977年”
フィアット ヌオーヴァ500（チンクェチェント）水冷4気筒から簡略化され空冷の2気筒。499.5cc 13馬力 990kg
に乗り込む
次元大介がルーフに入りきない札束の袋を足でねじ込む
この際に後部座席の斬鉄剣がちらりと映る
追いかけるギャングの車が無惨にもバラバラに
ハイウェイの車の間を早速にフィアット ヌオーヴァ500が右に左と追い抜く
（ルパン三世と次元大介の浮かれ気分を車で表現している）
ふと偽札だと気付くルパン
フィアット ヌオーヴァ500が減速
追い抜く車にクラクションを鳴らされる
（テンションが下がった表現を車で表現している）
ゴート札だと判明
（ここで核となる物語が分かる仕組み）
約1分53秒😱
捨てちまおうとルーフから盛大に札をばら撒くルパン
後部座席に五右衛門の後頭部がチラリと映る
空に舞う偽札
タイトル
ルパン三世
カリオストロの城
約2分09秒😱
本気で…
最後の晩餐
レオナルド・ダヴィンチのアングル
スタッフロール
オープニング曲
夕日をバックにフィアット ヌオーヴァ500の屋根の上に乗るルパンとエンジンボンネットに乗る次元大介
通りすがりの自転車の男と背景の船
少年と犬
歩く青年
海の一本道を進むフィアット ヌオーヴァ500
雨降る大草原を走るフィアット ヌオーヴァ500
地平線から現れる晴れた日のフィアット ヌオーヴァ500と横を歩く女性
晴れた青空とフィアット ヌオーヴァ500
貨物列車を待つルパンと立ち小便をする次元大介
野宿をするルパンと次元大介
夜空と地平線をする見つめるルパンと次元大介
タバコを投げ捨てフィアット ヌオーヴァ500に乗り込む次元大介とルパン
テールランプが点灯して走り出す
約4分😱
カジノからカリオストロ公国までの遠い道程をオープニングで表現するとか…
まじかよ😱
カリオストロ公国に入ってからも手を休めない…
休ませて…😱
シケモクを吸い直す次元大介
フィアット ヌオーヴァ500の後部座席には大量のカップうどんと魚の缶詰
直様フィアット ヌオーヴァ500がパンク
（ここで鑑賞者の箸休め）
じゃんけんで次元がパンクを治す羽目に
鳥のさえずり
のどか
空
草原
平和だね〜
シトロエン2CVドゥシュボー／ドゥセヴェ、AZ、レッドカラーオサレ〜
クラリスが猛スピードで通り過ぎる
追っ手は、ハンバー スーパースナイプ Mk.Iで通り過ぎる
宮崎駿
渋いよ〜
乗れの掛け声で物語はフルスロットまで加速する
ルパンが左にあるレバーを引く
エンジンは何気筒か確認できないが、大きなスーパーチャージャーが垣間見える
（ワイルド・スピードとかマッドマックスでボンネットからハミ出ているやつね）
マフラーのサイズとスーパーチャージャーを搭載していることからV8エンジンを搭載しているのではないだろうか🤔
（フィアット ヌオーヴァ500に乗っけれるのだろうかと疑問が残るが後部座席を加工して、車体の剛性、足回りを強化して短期間での走行を目的としたら不可能ではないだろうか🤔※好きを講じて車のセールスマンと自らの車のカスタムはやったが整備士の詳しい知識までは無いため半々で聞いていてほしい）
振り回される次元大介
猛スピードで走り出すフィアット ヌオーヴァ500
必死に運転するルパン
余りのスピードで左右に振られるフィアット ヌオーヴァ500
３台のカーチェイス
いやーー参りました…
ここまで6分42秒
まるで1時間ぐらい見ているくらいにエキサイティング
ものすごいレビューになりそうなのでここで終了…
まぁ…私ごときが語らなくとも見て分かりますから…😱😰
ハードボイルド
アドベンチャー
カーチェイス
ポップなコメディ
サスペンス
ホラー
表沙汰にならない神秘的な公国のファンタジー
などなど
あらゆる物をこれが最後の作品になりかねない頃の宮崎駿の全力投球には脱帽…
詰めに詰まった感がヤバみ☺️
後に自らとジブリ作品に流用させる
天空の城ラピュタ
魔女の宅急便
紅の豚
千と千尋の神隠し
耳をすませば
などなど
余談ですが、
制作サイドのおえらいさんが五右衛門を冒頭からの出さないと駄目だろうと言われ、前半はルパンと次元のバディ感を出したかった宮崎駿は、おえらいさんの面目上冒頭に後部座席の斬鉄剣と五右衛門の後頭部を書き足したと言う逸話が…😱
無茶苦茶…
よく見ると本当にチラッと映る…
分からない程度に😜
あと日本の未来像をルパンで表現したかった宮崎駿は高級車の、
メルセデス・ベンツ SSK
アルファロメオ 6C 1750グランスポルト
から大衆車の、
フィアット ヌオーヴァ500
に切り替えり
“お金のないイタリア系の貴族”に大刷新しました🤔
1979年からの未来の今だからこそ分かるが、高度成長期からバブル期崩壊し今や貧困の日本…
新品のタバコを吸わずスケモクを吸って、カップ麺と缶詰を食べる生活、偽物は捨てる本物を愛すプライドだけ高い貧困の未来を宮崎駿は予言していたのかもしれない…
世界のジャパン
世界のジャパン
言ってられなくなる未来が来ると…
ルパンめ、まんまと盗みをって
いえ、あの方は何も盗らなかったは
私のために戦ってくださったんです
いや、奴はとんでもないものを盗んで行きました
……
あなたの心です
岡田斗司夫が自らのYouTubeチャンネルで発言していたが、富裕層から落ちぶれて貧困層になったルパンは“少女の心”ぐらいしか盗めないくらいに落ちぶれたと、宮崎駿が設定をしたと語っていた🤔
すげー宮崎駿…😳
