akira

首のakiraのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

日本が最も栄華を極め、権威も文化も成熟した時代を築いた戦国〜安土桃山時代
その立役者達のリアルを北野武が描く


北野武についての備忘録:
同時代に生きるスーパースターの代表
誰もが常にその存在を肌で感じ、憧れ、彼の思考を覗きたいと願う
存在の退屈、その美学

映画監督としての北野武
監督、脚本、編集、主演を同時に務める数少ない映像作家。チャップリン、ウディアレン、塚本晋也

前期→映像言語のマエストロ
ただ役者が立っているだけのショットで観客を釘付けにする演出、説明もセリフもいらない、キタノブルー、そこに立ち上がる時空

3-4X10月:鮮烈。頭の蓋が開いた状態で撮ってる感じ。やや抽象絵画

この夏一番静かな海:大好き。切り取る隙間が人と全然違う。回収車。

ソナチネ:キタノブルーの抽象絵画。
ヤクザ映画としてはリアリティの極北
沖縄の時空と東京の時空が違うことを描く
中学のときに友人に見せられ世界の認知を歪まされた
映画史上の傑作

キッズリターン:武映画としては一番回数観てる。ダメなことばかり教える先輩のボクサー。何も変わらない焦燥感がそこにある懐かしさが刻印

HANA―BI:完成度の高い武映画
仁義なき戦い→何発撃っても死なないことに対する違和感

菊次郎の夏はいい映画という感じ
brotherは個人的には駄作。でも好きな人多い気がする。パロディーも多いし

dolls :鮮烈にして強烈。人形という文化から紐付くドラマ。アイドル、操り人形、そしてタナトスとエロスが交差する

座頭市:今思うと完全にエンタメに振った後期への助走だったんだなと。
タケシズや監督ばんざいはまだ見てない
アキレスと亀は劇場で見ました

後期→エンタメとしての暴力描写と笑い
アウトレイジは見事としか言いようがない極上のヤクザ映画。
akira

akira