akiraさんの映画レビュー・感想・評価

akira

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Chime(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観客が多い!
しかも若い人多め
黒澤清ファンが増えているのかな

この映画は今を刻印する未来の抽象絵画ですよ
全てを抽象的にカメラが捉えていて、五感全てを使って黒澤的抽象恐怖を体験できるように作られて
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屍者の帝国(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作未読なのでまだ分からないことが多いですがいいところと悪いところがそれぞれ気になったいい映画でした

いいと思ったところ
◯ゾンビ映画(もしくはスペースヴァンパイア)のその先に挑戦していてワクワクし
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

自分が見つけられていないだけなのか
この映画のような
若い
センスも自分の影響を受けたものも全て出し切って
伝わらなかろうと強烈に肌で感じている違和感をぶつけるような
そんなエンタメが溢れかえっていて
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

藤本タツキが描いてるのかと思ったくらい原作の再現度が高いアニメ

雨や雪による道路の照り返しと、田舎の視野の広さ、そして低いアングルからの撮影
新鮮な時空を作り出す

京本のはじめのセリフ演技素晴らし
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劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:(2024年製作の映画)

4.2

全てが完璧!
ぼっちちゃん超かわいいし
緊張と緩和のセンスえげつないし
ぐにゃぐにゃしててアニメオマージュオンパレードなのに自然だし
何よりもバンドの曲が神すぎるし
青春ドラマとしてもめちゃ盛り上がる
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミックジャガーにキスをして、自分達を捕まえにきた大人達の車を爆破する若き純愛青春劇ー堪らないです

子供だけの世界の輝きが、社会のどうしようもなさを自然に描いているからこそ際立つカメラワーク

目が合
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

劇場版とあるの脚本家、なるほど相変わらずいい仕事!
「墓場の鬼太郎」第一話を丹念に膨らませて芯のあるエンタメにしている
展開も演出も作り込まれている

色んな邦画のオマージュもリスペクトがあって且つ面
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「テネット」で示した最大多数の最大幸福の盲点、現代の人類を救うとして、それは未来の人類にとっても同義なのか?問題へフォーカスした今作

それをまさかマンハッタン計画の史実ものでやるとは、、信じられない
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.7

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すぐにヘンリーミラーの「北回帰線」を連想した
赤線の館「夢の里」で働く女達のそれぞれの視点と、当時の風俗街の時空やリアルを描く傑作

群像劇としての登場人物とカメラの距離感としてこれほど見事な映画は見
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(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

日本が最も栄華を極め、権威も文化も成熟した時代を築いた戦国〜安土桃山時代
その立役者達のリアルを北野武が描く


北野武についての備忘録:
同時代に生きるスーパースターの代表
誰もが常にその存在を肌で
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サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

夢なのか現実なのか分からない、演技なのか演技の中の演技なのか、煙草から煙草へとモノクロのフランス租界を立ち回る

スパイの虚像と愛されるより愛したい、をあいでる
うっとりする白黒映画

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

https://theghostintheshell.jp/

士郎正宗のファンとしてこれほど嬉しい記事はない。表現の極致を最先端で実現する天才の思考のカケラ
表現の教材としては何も参考にはならないが
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

メモ:ハシディストとは何かを知る最高の教材


イスラエルとパレスチナの戦争について知識を深める

◯金→資本主義は一枚岩。ここが一番のポイント。国家のために金が動くのではなく、金のために国家が動く?
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

①エンタメとしてのクオリティ
ザックスナイダーとは?大味で楽しめるジェットコースターをしっかり箱物として
最後まで作り上げる職人
どの作品でもしっかり深みのある味わいを提供する映画監督
各ジャンルの本
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「サウダーヂ」的な、何もかも空っぽの日本だからこそ生まれた最高のB級グルメ。
丁寧かつ「悪魔のいけにえ」的なフリからの、昼行燈復讐劇。滑稽ホラーかと思わせての爽快アクション。
ただただリズム感とキャラ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作を超えた子供向けのエンタメ映画!
兎に角戦闘シーンが素晴らしい
キャラの魅力も十分
原作の骨太な構成ありきの見事なディテールの積み重ね

カルト(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

B級ホラーの良作。とても漫画的キャラの魅力が発揮されていて最後まで目が離せませんでした。「怪物」との闘いや、呪詛返しの演出がいいチープ感でした。凄く丹念に紡ぎ出した映画。

三人の本人出演も非常にキャ
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

今年一番の傑作映画。
この題材でここまでのエンタメを作ることができる人間は森達也だけ。

この映画を観て日本人は何を感じるのか?
勧善懲悪が大好きなエンタメ中毒の現代人が観たら?

普通とは何?普通と
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

日常の奇跡を丁寧に描く

映画館はほぼ男性
アイドルアニメの構造を上手く咀嚼して

黄前久美子の魅力に少しフォーカスする短編

何げない会話
何げない(でも京アニ的な誇張も見える)感情芝居
京都の風景
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

キャラクター全員が魅力的で配役も完璧。
嘘つきでクズだけどクール。
嘘つきでクズだけど優しい。
完璧でマッチョな敵役。
誠実で真摯だけどドジで気弱な主人公。

下世話なジョークを連発するコメディの形式
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.9

これは、、泣くしかない、、、いつも使いたくなる器のような映画。。

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(2005年製作の映画)

2.8

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どうしても「鋼の錬金術師」で鏡の国をやる必然性が弱いのが気になってしまう。原作と違うことをやるのが駄目なわけではない。監督のやりたいテーマを無理矢理ぶち込むことが必ずしも駄作に繋がるとも限らない。しか>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

○狭間の世界(以下煉獄)で海の向こうに見える帆船→茅ヶ崎で見たヨットを思い出した(友人によると富豪の高齢者の道楽だとか。宮崎駿の皮肉を感じて笑いました)

○引用のオンパレード。
自分の作品引用。
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

人は必ず間違える「原罪」を背負う存在。
でもその存在は祝福されている。
そう、、「世界」から

脚本家坂元裕二の言葉
「自分が被害者だと気付くのは簡単だが、加害者だと気付くのはとても難しい」
加虐心と
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偶然の恋人(2000年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

絶妙なキャラクター造形。
絶対についてはいけない嘘を中心に動くドラマ。その嘘をつく主人公がどんな人間なら、観客が席を立たずに感情移入できるか?

万事塞翁が馬ものの恋愛映画ってありそうでなかった。終わ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

新しいエンターテイメントをつくる。
未来の子供達の感受性と、現代の子供達の好奇心を満たす表現を確立する。
宮本茂は体現し、やり遂げている。

横スクロールによるインタラクティブなゲーム体験。誰も体現し
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

今までになく頭でっかちだし、映像のディテールが雑(ざっくり押井守風)。哲学ぽい言葉を手段として使うならいいけど、映画そのものを犠牲にしてるから薄っぺらい。

ただ、常守朱は今までで一番魅力的だった。ラ
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カルト新興宗教についての映画でもなんでもなく、社会の中で適応して生きられない二人の男が出会い、それぞれの存在を分かり合い、そして別れるまでのバディムービー。

二人の見えている景色がそのまま映像化され
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

箇条書きに記す。余りにも最先端かつ重要な作品のため整理がつかない。

◯厨二病映画としての輝き!
漫画的なセリフ、夢の描写、世界の終わり、どれをとっても超絶クオリティー。このディテールの強度に比類する
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シン仮面ライダー楽しかったですー!兎に角引用引用、得意分野をフルに使って良くも悪くも笑、唯一無二でした。
塚本晋也、恐らく園子温、鈴木清順、そして実写版キャシャーン。日本映画愛の盛り合わせにニヤニヤし
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「ラストコーション」のタンウェイと、パクチャヌクの映画なんて!ご褒美以外のなにものでもない。
ヒッチコックはサスペンスの中に滑稽な笑いを含ませる作品をいくつも作って本人も言及しているが、「ゴーンガール
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ここではないどこかに行くことなんて誰もできない。社会と人間のあらゆる要素が入り混じるビルと村の狭間で突きつけられる現実。霧とネオン、暗い空間、暗くて見えない写真。
ぐるぐる回る乱闘シーン。
ヌオが見て
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.8

最後にもの凄い納得のつっこみを叫んで終わった笑笑。

はじめてのセルジオレオーネ。はじめてのマカロニウェスタン。
癖の強い演出。漫画表現のひとつの源泉?決闘シーンの緩急。顔面の画力で人選。
イタリアで
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.3

本当に呆れるくらい素晴らしいです。「ほしのこえ」というビッグバンから遠く離れて、気がつけば素直でまっすぐなすずめの旅を応援している。キャラクターのデザイン、背景のフェチズム、異常な色彩へのこだわり、ア>>続きを読む

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

気持ち悪いと気持ちいい
現実と理想
期待と願望
男と女
老いと若い
希望と絶望
愛と狂気
暴力と享楽

初めて見たベルトリッチ。やっぱりインテリ、やっぱりロマンチスト、でも思ってたよりも100倍素晴ら
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カールと共に(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ヨーロッパのリアリティーがとてもよく理解できるよく出来たフィクション。
1人の女子大生を通して、コミュニティーを大事にする、身体の解放に対する慣れ、そして感情の豊かさというヨーロッパの強みが全て反転し
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