北野武監督、脚本、原作、ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、浅野忠信、小林薫出演、岩代太郎音楽、浜田毅撮影、2023年作品。北野流本能寺の変？！
北野作品ハズレもけっこうあると思うけど、本作どちらかと言うとハズレかな？！詰まらなくはないが、内容が薄いというか軽いというか・・・。殺戮アクションシーンは迫力、臨場感、スペクタクルとしっかりした映像で全くチープさが無い。その辺は素晴らしいのでその意味では高評価も納得。ただ全体的にはコメディ色が強く、特に会話パートはコントのようだ(笑)全体的にヤクザ的な狂気とブラック・ユーモアはコミカルとも思えてしまった(笑)実際笑える部分もあるが、期待していたものとは程遠く中々馴染めなかったのが正直なところか。ヤクザやチンピラ的なセリフ回しはかなりお笑いより・・・。特に加瀬亮の織田信長は強烈で最初は笑ったけど直ぐに飽きてしまったかも(苦笑)個人的には小林薫の渋い落ち着いた演技が好みかな・・・。
音楽も高級感や趣があり良かったし、映像もチープさはない。個人的にはケバい感じの背景の鮮やかなグリーンや着物のドギツイ紫色など、色味はエグくて好きではなかった。首、首、首、の首切りエンタメも軽～いオチでスッキリ爽快！？いや少し軽過ぎないかな・・・コントっぽさが持ち味かも(笑)
