あつぼう

首のあつぼうのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.3
タイトルがシンプルに「首」なんで、内容も首がバンバン切り落とされ、首が戦国武将の恩賞を決めるとあって相手方の対象の首は誰もがほしいところ。まぁ~ここまでは戦国時代の映画ではよく描かれているんですが、この映画は激しい戦闘とコントのような会話が巧く融合出来てないように思えた。コントと称したけどアドリブと思えるような会話もあって、内輪では楽しめたんやろうけど、観てる側としてはどう鑑賞していいのか迷います。

あと主要キャラの年齢設定がおかしい。本能寺の変がおこった時の光秀は55歳以上、秀吉が45歳、信長が48歳と言われてるのに、何故一番年配のビートたけしさんが秀吉役なんでしょう。光秀がたけしさんより若い西島秀俊さんって違和感があったなぁ。こういう細かいところを気にしなければいいだけなんですが、この本能寺の変や戦国時代は歴史でも好きなところやったから気になってしまった。

あくまで本能寺の変が起こるまでにこういう事があったのではってスタンスでしょうが、明智と荒木村重のBLなど新たな歴史解釈は面白かった。

この映画は歴史を知らない人が見たらそれなりに楽しめると思う。あと細かい点を気にしなければ大丈夫かな。
あつぼう

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