2024年ー1本目
劇場ー1本目
平山さんの日常
いつも通りの日々の中に
小さなドラマはいっぱいあって
ふっと笑ったことも怒ったことも
繰り返しの日々の中で自分の感情は動いていて
毎日少しずつ違うのに
きっとこの映画に出てきたことって
死ぬ時の走馬灯には入らなさそうで
毎日見ていた風景も無くなってしまえば
何があったか思い出せない
そんな日々の繰り返し
だけどやっぱりそんな日々にドラマがあるから同じようなことをしてる毎日にも意味があるし、積極的に会話をしない平山さんだって沢山の誰かと関係を築きながら生きている
その人がいなくなっても生きていけるけど
名前も知らないどこかの誰かが毎日に彩りを与えてくれている
会話をしたことはないけど存在を知っているあの人。気になるあの人。
名前は知っているのに急にいなくなるあの人。血は繋がっていても「世界が違う」あの人。
人は決して1人では生きていけない
繰り返しに思える日々の中で、どこかのだれかと、あるいは場所、環境と繋がって、生きている。
そしたら三浦友和と影踏みすることだってあるんだ。人生捨てたもんじゃない。
あんな日は笑いながら帰っちゃうよね。
あのシーンは涙が溢れたな。
生きること、生きているってことを
すごくみせられた
そして役所さんの関係性の表現が素晴らしすぎる。
平山さんの世界を作っている人たちへの関わり方、微笑み方、目線、繊細な演技がバチっとこちらに伝わってくる。
そして一瞬しか映らない方々も豪華で楽しかったです。
平山さんは今日もどこかで生きている
上を向いて深呼吸をしたくなる映画でした。
新年この映画でスタートできて良かった!