素敵な映画だった。
大きな起承転結があるわけではないのに、2時間があっという間で、終わってしまうのが惜しい気持ちでエンドロールを眺めた。
似たような日々の繰り返しの中で、穏やかに生きていくこと。大きな変化がない生活を重ねているからこそ、些細な違いや小さな幸せに気付くことができるということ。
大晦日の朝一に観たからか、自分以外の客層は50-60代くらいの年配の方が多かった。なるほど、歳を重ねて、何かを足す人生から、何かを引く人生になったときに、また改めて見返したいと思えた。
音楽の選び方と使い方がすばらしく、しばらくこの映画のプレイリストを聴いている。