元旦からいい映画を観た。
観ながら、風通しのいい映画だな、という言葉が浮かんだ。忙しなくストーリーを追わなくてもいい。ただ観ているだけですべてが味わいがある。こちらの身体にも心地よい風が吹き抜けるようだ。
一日一日、ルーティンを繰り返す。仕事をちゃんとする。自然と対話する。無駄なことは言わない。無口でいい。でも、身近な人の気持ちはしっかり受けとめて、しっかり応える。その底には、自分の感情をちゃんと感じるということがある。ラストのさまざまに変わる表情。
今年も心が揺れ動く出来事があるかもしれない。でも、またここに帰ってくればいい。
追記
繰り返す日常に、ジャームッシュの『パターソン』を思い出す。ヒラヤマは詩を書かない詩人だ。
また追記
毎日同じ場所で写真を撮るところは、『スモーク』を思わせる。モノクロの夢？のシーンは、サイレント時代のシュールレアリズム映画を観ているようだ。
この投稿は良かったので貼っておこう。
https://eiga.com/movie/99306/review/03308974/
映画の中で、カセットテープで流れる楽曲一覧
https://www.oricon.co.jp/news/2309729/full/
