タンタンとリズムを奏でているつもりの日々でも、
必ず変化はあり、何かは起こり、
それに伴い感情も木々に揺れる葉の様に
サワサワと、
そしてやがてザワザワと音を立てていく様が
何とも言えない描写だった。
クライマックスは心を鷲掴みにされて、
こちらもぐぅぅとなったわ。
生きる事への賛歌というか、
地球上の存在する全てのものを肯定している感じが、
たまらなかった。
哀愁の中にも存在する喜びとか、
逆の影も含め。
木漏れ日という刹那な瞬間、
たまらないです。
さすがヴィム・ヴェンダース。
センスと品があったなぁ。
夢の描写とかまさにそんな感じ!となったり。
役所広司の眼の表情と、サントラが素晴らしい◎◎◎
演出でちょっと違和感がある箇所は
ちょいちょいあったものの、
外国人ならではの視点で東京や日本を俯瞰できたので、
少し違った世界観で観れて嬉しかった。