あり

PERFECT DAYSのありのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白いかっていわれたら微妙。でもいい作品だとは思う。

本当に淡々と、トイレの清掃員である主人公のルーティーン化された毎日を映していく。早朝に目覚めて、植物の世話をして、缶コーヒーを飲んで、トイレ掃除して、神社でお昼食べて、銭湯に行って、行きつけの居酒屋に行って、本を読んで、寝る。
これの繰り返しなのになんかおしゃれムービーになってるのすごい。

いやトイレ綺麗すぎかよ。東京ってこんな公衆トイレ綺麗なのかよ。
あとゴミ袋縛らないで車に乗せてるのすごい気になった。汚い、、

トイレの清掃員の給料だけで、毎日銭湯と居酒屋行ったりボロいとはいえあの広さの家に住めるわけないと思うので、多分あのアパートの大家もしていて家賃収入があるんだと思う。やっぱ不労所得は強いよな。

個人的には○×ゲームのシーンが好きかなぁ。ただ毎日交代で◯と×を埋めていって、終わったからって特に相手と何かあるでもなく「Thank you!」って書かれた紙を大事にしまうだけ。なんかわかんないけど好き。

役所広司の演技がすごい。映画は役者だけのものではないけど、それを鑑みてもあの台詞量で2時間の映画を成り立たせてるのすごい。
最後の顔面アップ長尺、なんかで見たなと思ったらPearlの狂気笑顔だ、、

謎パントマイムおじいさんとか主人公家庭環境とか耳執着幼馴染とか、余白をたくさん残してったな。後輩、金返せよ。
あり

あり