トイレ掃除の仕事をしているおじさんの日常を描いたお話。
日々淡々と、ささやかな幸せを噛みしめる1人の中年を眺めるヒューマンドラマ。
トイレ掃除のおじさんが淡々と過ごす日々を傍観するものなので、物語の起伏がほとんどない。
色々出来事は起こるがそこに何か驚きがあるわけでもないし、このような暮らしぶりの人は結構いるかもしれないと思うほどありふれた日常が描かれていた。
(そんな偶然あるかよと思う所もあるが)
行間を読むのが苦手な私には理解が難しい所が多かった。
ただ、多くは語られない登場人物達の交流を観ていると、どんな背景があってこんな関係になっているのだろうと考えさせられる部分があったのが面白かった。
仕草や表情で魅せる役所さんの演技力が圧巻で、あまり台詞がないのに役の為人がなんとなくわかるところがホントにすごかった。
日常のささやかな幸せを忘れてしまった時に観たい一作。
「パリ、テキサス」を作った監督(ヴィム・ヴェンダース)の映画だったのね〜
どうりで!って思うところがあったな
長々とすみません。