私も公園でハトとか眺めてニコニコしてしまう質なので平山の淡々とした生活に共感を抱きました。
現代の生活疲れてる人にはおすすめ。リセールバリューを考えて物を買って2年ごとに最新のスマホ買い替えて…ってそういう効率主義な生活がほんとにバカらしくて嫌気がさしてた時に観たのもあってとても良い映画でした。何が幸せか、何が大事かは本当に人それぞれのはずなのに、「社会」というひとつの枠、ひとつの世界に皆が同じように嵌められている。しかしそういう社会を批判するわけではなく、ただ淡々と一日一日を積み重ねてちいさな幸せに笑みをこぼす日々の描写が良かった。パターンの中の小さな揺らぎ。
人生ってさ、別に何か大きな事を成し遂げなくても、こーいうのでいいんだよ、こーいうので。
