セリフ覚えちゃうくらい何度も何度も観たジブリ映画。丘の上の静かな住宅街、知らない道、知らない雑貨屋さん、知らない名前、図書館通い、猫の導き、新しい出会い、未熟な自分、姉のいなくなった部屋、夏の夜。何もかもが遠い記憶の中の思い出のような憧れのような。
神社の告白シーンはアニメ史上一番ロマンチックだと思う。
中高生の時なんて世界について何も知らないくせに将来を憂いて、どう生きてけばいいかわかんなくて、大人になることへの漠然とした不安と期待があった。まだまだ未熟で空虚だったあの頃の自分に吹き抜ける夏の夜のぬるい風、初秋の朝の肌寒さ。
