このレビューはネタバレを含みます
毎日ピッタリ同じ時間に起きて、出勤し、銭湯に行き、飲んで、読書して、寝る。全く同じルーティーンを繰り返す日々。
でも、毎日ちょこっと違うスパイスが入る。
木漏れ日が全く同じ形を取ることは2度と無い様に、一見、毎日同じような日々でも、同じ日は実は1日もない。
寡黙で何を考えてるか分からない主人公はそんな些細な変化に敏感で、小さな出来事に幸せを見出すのが得意。ニコッとした優しい笑顔にこちらも嬉しくなる。
でも、本当は色々な気持ちが入り乱れていて、それをグッと押し込めている。
良いことばかりじゃないけど、どうにかこうにか生きてる。人には人のドラマがあるんだなぁと感じさせられた。
そして、「何かしなきゃ」とかいう強迫観念に駆られてるゴールデンウィーク、毎日のルーティーンを見直して、些細な変化に感謝をしようと思った。
