みゆき

落下の解剖学のみゆきのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.8
フランスの別荘で夫が謎の転落死をする。
第一発見者は視覚障害者の11歳の息子で、容疑者は唯一家の中にいたベストセラー作家の妻。
裁判では激しいやり取りが繰り広げられ、傷ついた息子に証言が求められる。
「真実はいつもひとつ👉」と言えるのか、考えさせられる法廷劇。

「有罪とは言いきれない」とは同時に「無罪ともいいきれない」と思うんですけど〜
微妙に事実が覆い隠され、肝心なシーンは見られない。
観客も法廷のどこかに座らなければいけないの。
裁判員として裁判員席に座るか、妻の無罪を信じて弁護側に座るか、妻の有罪を確信して検察側に座るか、興味本位に傍聴席に座るか。
証拠として出てくる妻の人間性。
有効な判断材料と考えるべきか、客観的な判断の邪魔になる情報と考えるべきか?
乏しい材料で責任を伴う判断を迫られたら?
意地悪な映画だ。
コナンくん助けて🙏
私には真実は分からなかったけど、あの妻とは友達になれない。
まるでディベートのような夫婦喧嘩。
弁が立つ方が正義になるのも嫌だ。
でもさ、議論で相手をねじ伏せて思い通りになったとして、それがいいことなんですかね?
思い通りになることより、もっと大切な相手の自分に対する信頼とか愛情を失ってることにならないんですかね?

最後に登場したのは日本料理なのかな?
フランスでは日本食は高級で特別な時に食べるというからそれでかな?
なんか日本人じゃなくて中国人が作ってるみたいだった💦
骨が多くてお箸が難しい和食って何なんだろう?
日本酒はショットじゃなくて少しずつ味わいたいよね🍶
みゆき

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