コミナミ

落下の解剖学のコミナミのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.0
ミステリーかと思いきや、法廷を舞台にした人間ドラマ!2時間半!長かった!

男の転落死の現場について、第三者の証言が存在しないというのがこの作品の肝だった。白黒はっきり決まる手掛かりがないため、それぞれの立場の人間が自分の解釈に向かって言葉を交わしていく。その会話劇から次第に"解剖"される一家の姿。明確なゴールではなく、ぼんやりと形作られていく解釈を観客に委ねていく感じ。非常によく練られた構成に揺さぶられたなぁ。
最後まで真相は誰にも分からない。だからモヤモヤが残りました!良いモヤモヤ!w

ここだけの話、中盤の法廷シーンちょっとウトウトしちゃったんですよね。会話のテンポが聴き心地良かった。それくらい活発に言葉が交わされるのが法廷っていう場所なのかな。あと、映画館の椅子がフカフカで座りやすい。

これ観た人ならみんな分かってくれると思いますが、🐶の演技が凄く良かったんですよね!可愛かった〜

鑑賞後SNS開いて感想眺めてたんだけど、映画好きが好きになる映画なんだろうなぁと。俺はよく分かんなかったけどなんかすごい映画だったのでこの点数です!
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