m

落下の解剖学のmのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.9
裁判を通じて解剖されていくのは事件の真相ではなく、人間・夫婦の厄介なグレーさと、この社会=我々が如何に女性を偏見を抱いて見ているかである。そうしたものをこそ解剖していく映画の厳密な構造と、一種のリトマス試験紙性に息を呑み感嘆した。喧嘩シーンの刺さり方が尋常ではない、だってあれどっちにも身に覚えがあるでしょう・・え、ない?そっか・・

オスカー脚本賞も納得。主演女優賞も獲っておかしくなかったレベルだし、あともしベスト子役賞とベスト犬賞があったら受賞してたでしょう。
m

m