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落下の解剖学のfunのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.4
あまり知識ないまま見始めたので山荘での殺人の謎解きなのかと思っていたら、ほぼほぼ法廷劇というか、ひたすらに嫌な感じの検察側に私生活を暴かれ、ジリジリとお前が犯人なんだろ的に追い詰めようと根回しをされ続けるという展開。
普通なら主人公が気の毒だなーとなるところなのですが、、、。
出てくる私生活もあまり主人公の無罪を肯定できないというか、好感も同情も共感も持てないので、いろいろ知らなくて良かったことを知らされる息子がひたすらに気の毒で。
でもその息子の証言がどちら側なのか最後までわからない。
この証言によって裁判の結果が左右されてしまうところに陪審員制度の怖さも感じました。

ラストまで見てもどうだったのか真実は見る側に委ねられるというスッキリしない終わり方でした。
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