このレビューはネタバレを含みます
なんとなくノットフォーミーな気がしてて敬遠してたアキ•カウリスマキ。
監督作の中でも観やすい部類だったからか、それとも(中年の)孤独な魂同士のナニだったからか知りませんが思いっきりワイの琴線をジャンガシャンガ掻き鳴らしてくれましてね。
墨ベタな男女のすれ違いも、底辺アル中とスーパー店員でキメるとここまでジンワリくるものなのか。それか主役のアンサがマイジョブ顧客の経理の女性にクリソツだった事も要因か。
勝手に抱いていた監督のイメージとは全く異なる印象で結構クスクスできたし、なんか良いモノ観たぁって気になれる逸品でした。
勝手なイメージ繋がりで言うとフィンランドに抱いている幻想とも真逆の世界を描いていたな。この辺りも監督のカラーなんでしょうか。
ちょっと追いかけてみたくなった。
「モロノブラジル」のミカ•カウリスマキはお兄さんとな。メモメモ。
追記
なんというか無感情ではないにしても感情の起伏がなく淡々とオフビートな笑いを提供するこの感じってアメリカのコメディアニメーションとかの風味ない?キングオブヒルとか。いや似てないんだけど。