トゥトゥ

枯れ葉のトゥトゥのネタバレレビュー・内容・結末

枯れ葉(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

あまり多くを語らずに淡々と進んでいくタイプの海外の映画は、その文化的文脈を把握していないと理解しきれない部分があるのだろうな。
いまの自分が濃い味付けのものを求めていたのか、そこまで刺さらなかった。


ひとつの物語のなかで使っていい奇跡や偶然は何度までだろう?と考えた。

ふたりが1度目再会できた理由は、勤務先に飲みに来ようとしていたから(≒アルコール依存症だったから)、ということでまぁ良いとしても、その後電話番号を書いてもらった紙をなくして会えなくなり(失くすな)、映画館の前で待っていて再会できて(これはまぁいいか。長い間探してたんだろうし)、そのあとアル中を原因として喧嘩別れして(アルコール依存症は治療しようね)、でもアルコール止めることにして(よかった)、電話して会いに行くことにしたのにトラムに轢かれて(気を付けてよ)、そのせいでまた待ちぼうけを食らう。
多くを語らない映画こそ、できるだけ小さなありふれた原因ですれ違いを起こしてほしいような気がした。事故とか、そういうドラマチックなやつじゃなくて。

でも、全然合わなかった観なきゃよかった、と思うわけでもないので、もう少し違うタイミングで観れば受け取り方も違ったのかなとおもう。
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