アキ・カウリスマキの映画初めて観たかもしれない。犬を飼うのがよかった。
なんていうか、クサクサした主人公の物語が好きだから、世の中が平和じゃないと皮肉も言えないというか世の中が皮肉やブラックジョークよりヤバくなってるとジョークも何にも面白くなくなるよね…とか考えてた。
ところでこの作品、特に裕福でもない(持ち家だけど)独身の中年女性が全然悲壮感ないっていうか、お金ヤバい…とかも「まああるわなー」くらいのテンションなのがよかった。ずっとパートだなんて人生どおしよう…みたいな雰囲気がない。北欧ってとりあえず食うに困らず雨風しのげればあまり絶望しなくていい社会なんだろうか。