このレビューはネタバレを含みます
@ Genesis
人はどんな環境にも良くも悪くも慣れてしまうし自分が聞きたい音見たい物を選んで生きていけてしまうという点ではグロテスクでありながら有り得ただろうなという説得力がある。
それでもその環境に確実に蝕まれていっているという描写はある意味人の良心に対する希望なのかもしれない。
最後、初めて犠牲者の"姿"が映されるミュージアムのシーンには鳥肌が立ったが、同時にガラスの外側で淡々と作業のように掃除が行われる様子がなぜか塀のすぐ外側で繰り広げられてた日常と重なってしまった。