無関心はある意味ホラーだわ…というのが感想。映画としては淡々としてる。
ちゃんと考えないとよくわからないまま終わってしまう映画です。
優雅で豊かな家族が住む家。庭には花が咲き、鉢 蜂が飛び、家庭菜園もありまさに理想の家。
でも隣はアウシュビッツ収容所…。決して残虐なシーンは流れませんが音が、一見素敵な家の隣から聞こえる。
もくもくと上がる煙、銃声に悲鳴。
この家の主である妻が平然としていて、全く無関心なのが恐ろしい。
そして突然ラストに現代のシーンが流れる。
これはお前らだって無関心だろ?壁の窓の、向こうのことだと思ってるんだろ?って問いかけに私は聞こえました。
自分とは関係ないから、遠い世界のことだから。
今世界中で、日本の国内でも無関心が溢れてると気付かされました。
怖い。
音響の賞を取るだけあって音が効果的で、これも怖さをより感じました。