えりこ

タイタニックのえりこのネタバレレビュー・内容・結末

タイタニック(1997年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

なぜ今まで見なかったのか…と、感じる一方で、この作品をこの歳で見てよかった…とも感じた。

今までなにも知らずに、タイタニックのポーズをお笑い半分でしていた自分が恥ずかしい。

なんて美しい作品だったのだろう。
雄大なタイタニック号から始まる物語は、想像よりも遥かに濃い物語。

一番好きなシーンは、やはりジャックがローズの裸体を描くところ。普通の映画なら、いやらしい図になると思う。しかし、この空間の二人には、いやらしさを微塵も感じない。ただあるのは、お互いを知るための好奇心。そして、なんといってもキャンパス越しのジャックの瞳が美しい。

その映像を支えるバックミュージックは、これ以上ないほどに完成されており、優しく奏でられたピアノの音は、二人を包み込んでいるようだった。

他には、ドーソン…ローズ・ドーソンと名乗るところ。ジャックがローズの中でずっと生き続けるようだ。

おばあちゃんローズがネックレスを海に落とした後の、晴れやかな笑顔。

ラスト。海底に眠るタイタニック号が蘇り、ジャックとローズ、お互いに本来の姿で祝福される光景には、胸を打たれた。

などなど。語りたいことは沢山あってつきません…
えりこ

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