くろきつ

ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~のくろきつのレビュー・感想・評価

3.7
脱走兵と勇敢な農家の娘がユダヤ人の隠した金塊を探すナチスと対峙する戦争アクション。


舞台は第二次世界大戦末期。娘に会うためにハインリッヒはドイツ軍を脱走したが捕まってしまい吊し首にされてしまう。苦しみ悶える彼を助けたのは弟と二人で暮らす若い娘だった。一方その頃とある村では、ユダヤ人が隠した金塊をナチスのSS親衛隊が捜索していた。そんなナチスとハインリッヒと若い娘は金塊をめぐって血みどろの戦いを繰り広げることになる。ドイツ発の戦争アクション。テンポが良くて銃弾がずっと飛び交っているために安定した面白さがある。SS親衛隊を指揮する中佐のキャラクターもいかにもボス感があってよかった。雰囲気は映像がより丁寧なものになった「ナチス・バスターズ」という感じ。主人公はもちろん若い娘も街で暮らす婦人までもが銃を手に取り活躍する大サービスで誰がどう動くかわからない面白さもあった。非常にあっさりした映画で満足度がそこまで高くないのが正直なところ。「1917 命をかけた伝令」がステーキだとしたら、この映画はターキーレッグといったところ。美味しいけどあっさりみたいな。十分に楽しめる映画ではあるから疲れてるけど映画観たいってときにオススメ。グロさは安定のNetflix。しっかりあります。
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