おもち

ペナルティループのおもちのネタバレレビュー・内容・結末

ペナルティループ(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

何回殺したら気が晴れるのかな
最愛の人を殺した相手を、自分だったら何回殺したら楽になれるかな
そういうの考えるのにいいかもね

残念なことに私はVRオチが苦手なので、そこが分かった途端になんだかどうでもよくなってしまった。途中まですごく良かったのにな。バタバタしながら殺す主人公も、アワアワしながら殺されてる犯人も。
お前、俺のこと殺してる…?ってバレた後の執行人と死刑囚の関係とかも割と好きだった。

初めて銃で撃ち殺した時、最初の1〜2発は笑って撃ってたのに、その後「ンギーーー!!」って顔になって弾切れまで撃ち続ける。
殺すのもしんどいって感じでなぁなぁになっていきそうなのと、でもやっぱり殺すしかねぇんだ!!って気持ちのちょうど中間って感じの演技……
演技、で、表現できるのすごくないか
そんな感情、なったことないのに

VRで復讐を繰り返して、主人公の心は楽になったのかなぁ?最後の6月6日、死ぬのを怖がる伊勢谷友介の手を握ってあげて心臓を刺していたけれど、その伊勢谷友介も主人公の頭が作り出した仮想なんだよな…

【自分を虐めた相手への最大の復讐は自分が幸福になることである】って考え方あるけど、私はマジでその考え方が嫌いで、あのラストを見たらそれを思い出してしまって少し苦しくなってしまったな。
現実世界の復讐なんてそうそう上手くいかないから、映画の中の復讐くらいは倫理観度外視で「オラオラオラ!死ね死ね死ね!!」ってのが観たいです私は
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