のこ

⾼野⾖腐店の春ののこのレビュー・感想・評価

⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)
4.8
本日封切
昔ながらの小さな豆腐屋を営む父と手伝う娘の物語~💘

ふーふーとあたたかい豆乳を飲む父と娘💛
とっても美味しそうで~
こんなお豆腐屋さんが家の傍にあったらな~と羨ましい!

職人気質で豆から拘り、
豆乳ににがりを入れて固める絶妙なタイミングまでは父がやり~
娘はそこはまだやらしてもらえずw
(ラストをお楽しみにw)
美味しいお豆腐をいろんな人に食べてもらいたい
アレンジ料理も日々考える 前向きで優しい娘!

尾道を舞台に~
笑って 泣いて~ほっこりと!
そして戦争という深い傷あとが心に切なく響きながらも~
前向きに生きて 幸せになろう~と
日々一生懸命働く豆腐屋の主人公、高野辰雄(藤竜也)に
勇気を貰える素敵な作品!!

スクリーンデビューから60周年を迎えた81歳の藤竜也の
年重ねても 迫力衰えず~
一本気な父親役を見事に演じ~✨✨

また娘役の麻生久美子(45)もチャーミングで 
父親を心から尊敬し、信頼している娘を好演✨

心臓が悪い父(藤)~
妻が亡くなって 出戻り娘(麻生久美子)と二人で豆腐屋
その娘の将来を思って(本心はお嫁に出したくない父親の心境w)
ご近所さんにお見合い相手をお願い~役者揃いのご近所さんたちの凄まじい演技力にも引き付けられながら~

お見合い相手と父親との面談シーンは爆笑w
(応援している野球チームが違ったりするとやっぱり~w
お見合い相手に対してぷっつんする父親w
私の場合も 姉の旦那さんが中日 父は巨人ファン
なので巨人ファンが第1条件でしたw)

後半~
父親が病院で同じ医者にかかっている独り身の老婦人ふみえ(中村久美)との偶然の出会いが心に安らぎを~ 
手術を怖がっている高野にふみえは爽やかに励ましながらも~
被爆で深刻な病状になってるのに明るく振る舞うふみえ!
前向きに 幸せになろう~と
戦争を乗り越えて来た二人の会話が心に響きます。
ピアノを断念しようとした彼女に~
優しく励ます高野~♬ 

戦争で仕事仲間 親友が亡くなって行く 
残された家族を~生きて行くための選択で
家族になったり~
明かされた事実、父親の愛の深さに!
感動のラストで 胸いっぱいに✨✨

真っ白な長い長いお豆腐が~心を和らげ
綺麗なお水の中で1つ1つに切り分けられて~
人々のところへ 幸せを 美味しさを届けて行く!

水とにがりだけのシンプルなお豆腐
美味しいお豆腐は何もかけずにそのままが~😊

お豆腐を買う時には いつも裏の表示を見て買いますが
にがりの代わりにいろいろ入ったものが多くて~
安くあげるにはしょうがないようですが!
美味しいお豆腐に巡り会いたいと常々思ってる私😊

尾道は四国旅行の帰りに1泊したことが~
漁船があっちこっち レトロな雰囲気
お魚もとっても美味しくて 
作品では商店街で父と娘が~歌いながら楽しそうに歩くシーンも~素敵でした。
いろいろ盛りたくさんの~余韻のこる映画でした😊

娘は結局~だれと結婚したのでしょうか~😊
心優しく 仕事もしっかりできる~でもでも父親好みでなくって!
父親の彼に対する心の変化もご期待ください。
のこ

のこ