BROOK

駒田蒸留所へようこそのBROOKのレビュー・感想・評価

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)
5.0
鑑賞日:2023年11月11日
パンフレット:880円


それは、”家族”のお酒――!


P.A.WORKSの「お仕事シリーズ」ということですが…
「花咲くいろは」しか見たことがなく…(汗)
今作は行きつけのシネコンで上映され、且つP.A.WORKSが制作したということもあり、劇場で鑑賞したい次第。

さらには自分はお酒は全く飲めない(苦笑)
でも、観ました♪

結果…観て良かったー!!!!!
いや、これは絶対観た方が良いよ!!!!!


声優界隈には疎いので、誰誰が良かった、、、とかはないんだけどね。


映画は、駒田蒸留所でウイスキーの”KOMA”を飲む家族を琉生がスケッチしているシーンから始まります。


ニュースサイトの若手記者である高橋は上司の安元から「クラフトウイスキーの未来」という企画についての記事を書くように言われる。
そこで紹介されたのが駒田蒸留所の若きブレンダーで「わかば」というウイスキーをヒットさせた駒田琉生。

ウイスキーのことは全くの無知だったが、仕事を引き受けた高橋は長野へ。
広報の河端と社長の琉生とともに蒸留所の取材に同行する高橋。

琉生はKOMAを復活させるために、いろいろな蒸留所を巡り、取材をさせてもらいながら原酒を飲ませてもらっていた。
自分の被害妄想もあって、琉生の生き方に高橋は苛立ちを隠せない。


そんなある日、高橋は琉生のテイスティングノートを見てしまい、そこに描かれていた”絵”について軽く笑いものにしてしまう。
それを聞いた琉生は高橋を平手打ち。


すぐに謝罪の電話を入れる琉生だったが…
高橋は次の取材にもやって来てくれて、徐々に琉生の仕事に理解を示すように。
さらには高橋の取材によって、残っていないと思われていたKOMAの原酒も見つかる。

しかし、漏電によって蒸留所が火災に遭い、原酒が失われてしまうのだった…。


起承転結がしっかりとしている物語で、ウイスキーの知識が全く無くても問題無し。
蒸留所の仕事がいろいろと分かって、自分の知らない世界を知ることが出来て、とても興味深かったりと♪

こういう作品を観ると、ウイスキーが飲みたくなるなぁ…。
アルコール類がダメなので、飲めるか分からんけど。


さらには蒸留所の経営問題や琉生と兄の圭との確執問題もあったりと、飽きさせない展開となっている。


でも、結局のところは”絆”をテーマにしていて…
家族の再生でもある。
従業員たちとのやり取り、兄とのやり取りに胸が熱くなりました。

そして、注目はKOMAが復活するかどうか、、、
これは観てのお楽しみ!

”独楽”を回すには”糸”が必要…

この辺り、非常に上手いなー。


そうそう、エンドロールに流れる、声優の早見沙織さんの歌ですが…
早見さん、めちゃくちゃ歌が上手いです!!
この素敵な曲と歌声を聞きながら、余韻に浸ることが出来ました♪
BROOK

BROOK