わた

仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインドのわたのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生まれて初めて、全編通しで見たライダーがファイズだった。
当時高校生だったが、ガチでファイズドライバーが欲しかった。
あれから20年以上経ち、ついにこの日が!

いやぁー、まさに井上敏樹ワールド全開w
惑うことなき、まさにファイズそのものでした。
今作は完全に当時の子供たちを意識しており、ファイズと共に成長し大人になった観客をターゲットにしていましたね。
その証拠に冒頭からなかなかのグロ描写、さらにはまさかのラブシーンと、井上先生やりたい放題のオトナなファイズw
この辺は小説版に近いテイストに思いました。

しかし各々のキャラクターや、台詞回しなどは実に懐かしく、ファイズってこうだったなと思い出しました。
真理のオルフェノク化は、まぁそうなるよねって感じですが、草加と北崎のあれはw
何でもありかよとwでも本物では本編の意味が無くなってしまうのでねー。

たっくんは変わらずたっくんでしたね。
オジサンにはなったけど、乾巧は不変であり、だからこそ最後の通常ファイズは痺れました!
とはいえネクストもめちゃくちゃかっこよかったです!

真理はオルフェノクの保護を行っていながらも、自らが覚醒すると途端に自殺未遂を行うなど、本心は人であり続けたかったと願い、人と違う自分を恥じて自己嫌悪に陥ります。それでもラストではその自分を受け入れ、本当の意味で巧の思いを理解出来ました。
それも当時の真理ではなく、20年の月日が無ければ理解し得なかったかもしれない。

当時の子供では理解出来無かったであろうファイズの物語の本質を、理解出来るようになった自分にも20年経ったんだなと実感が湧きました。
わた

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