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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインドのsatoshiのレビュー・感想・評価

4.2
 「仮面ライダー555」の20年ぶりの続編。監督は田崎竜太、脚本はもちろん井上敏樹。平成1期世代として、見ない理由は無いので鑑賞。

 「555」には複雑な思い入れがある。実は、唯一、リアタイをリタイアした平成1期ライダー作品なのです。当時小学生だった俺には、あのドロドロな内容は無理だったのだ。大学生になって見返すことに成功。今では傑作だと思ってます。そんな思い入れな作品の続編ですが、個人的には満足できる出来でした。確かに、色々と詰め込みすぎだし、ツッコミどころも大変多いですが、これは「アリ」だし、ファンサも多くて楽しめましたね。

 一応、本作にはスマートブレイン社は継続して登場しますし、新ライダーも登場します。ただ、内容自体は小さな範囲で収まっており、巧と真理の物語で、マイルドにした「異形の花」感がある。2人のまさかのベッドシーンもある。そして草加。何かしれっといるし、相変わらず距離感が気持ち悪いし、でもオルフェノク保護のために戦ってるし、何なんだコイツは。本当に草加なのか・・・と思ったが、ラストの草加スマイルが全て持っていった。ちゃんと草加だった。

 また、新ライダー及びファイズとカイザの新デザインが何か微妙だなと思っていましたが、最後、しっかり旧式に変身してくれて(そしてそこで手首スナップ!)、しかもちゃんと無双してクリムゾン・スマッシュ決めてくれて、あそこだけで見た価値がありましたね。欲を言えば、旧式のアクセル・フォームとブラスター・フォームも出してほしかったなと思った。
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