Haco

裸足になってのHacoのレビュー・感想・評価

裸足になって(2022年製作の映画)
5.0
▶︎ ムニア・メドゥール(監督)
▶︎ リナ・クードリ(主演)
▶︎ トロイ・コッツァー(製作総指揮)

その芸術性の高さ。暫定今年ベスト。宣伝でトロイ・コッツァーの名が大きく出されているけど、監督×主演の2ndタッグというだけで観る映画ファンは確実にいる!

題材は、『パピチャ』(2020)ではファッション、次の今作ではダンスを選んでくれたことに感謝。身体を動かすことで精神が癒されていく。底辺まで落ちたとして、時間はかかっても違う形でも、必ず立ち上がれる。心の救いが踊りにしかなかった、あの辛い時期を思い出した。

暗さに飲み込まれそうにもなるけれど、2作を観ることでアルジェリアへの理解が深められる。その上で、今回はピクニックのシーンなど監督は女性の「キラッ」とした一瞬を描くのがものすごく上手。ラストシーンがお洒落!
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