まのん

裸足になってのまのんのレビュー・感想・評価

裸足になって(2022年製作の映画)
4.6
出会えたことに感謝。自分でもわからないようなタイミングで涙がポロポロ出てくる作品はこれからもずっと忘れない。

社会的に声を奪われ、身体的にも声を奪われている主人公。彼女が新たな仲間たちと表現する魂の叫びのようなダンスに胸が熱くなった。本当の意味での強さを感じたし、私たちひとりひとりから声を奪うことはできない、言葉を奪うことはできないんだと強く強く感じた。抑圧的な社会に立ち向かわなければいけないし、私たちは互いに違っても違うからこそ寄り添い、互いの安心できる場となってともに団結して闘えるんだと思った。

リナ・クードリ…なんて素晴らしい俳優なんだろう。強く明日を見つめる眼差しが忘れられない。

"海は君に語るだろう 貝殻の中の物語を 波に揺られながら まるで天使のように"
まのん

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