みほみほ

グランツーリスモのみほみほのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.3
🏎2023年188本目196本目🏎(字幕)
40・43

「フォードvsフェラーリ」 でのめり込んだレースの世界。レースの世界にはまたしてもこんなドラマがあったのかという驚きだけでなく、その試みをバックアップしているのがNISSANという日本人なら誰しも聞いた事のある自動車メーカーが関わっていたこと、グランツーリスモの開発者が日本人であること、まずその点から世界でのNISSANや日本人の活躍に感動していた自分がいました。(グランツーリスモというシュミレーションゲーム自体も全く知らなかった人間なので。)

デヴィッド・ハーバーが好きで、オーランド・ブルームもジャイモン・フンスーもいるし、それでいて題材が熱いレースの世界ときたら その時点で楽しめそうなのは確定していたんだけど、期待を裏切ることなく面白かったし、ただのサクセスストーリーではなくしっかりと困難や厳しい世界の洗練を見せる事によりたっぷりとした見応えもあり、観終わった瞬間には身体中の内臓に血が満ちに満ちきっているかのようなホクホク感を味わえました。デヴィッド・ハーバーにオーランド・ブルームの表情が本物なんだよ!そこが何よりの感動でした。

この作品を観ていると、グランツーリスモというシュミレーションゲームを作った人達がいかに本物にこだわっていたかを体感出来ます。ゲーマーの天才をレースに出すという発案をする人も凄いけど、それだけのものを育てられるものを作った山内一典さんを初めとしたチームの努力も相当だったと思うので、映画の中で日本がフィーチャーされてるのを見るとすごく嬉しくなります。

絶対に観たい!と思ってた作品を一足先に観れて、本当に嬉しかった。そして気の休まる暇がないくらい熱かった。圧巻のレースシーンと周りを固める俳優達の熱をしっかりと受け止めてきたので、帰り道の今もホクホクしています。

デヴィッド・ハーバー 言わずもがな最高!!!悪態ついても何しても絵になるし、一つ一つが素晴らしくてハマり役でした。彼の表情に笑い、泣かされました。

オーランド・ブルームは作品で久しぶりに観たけど、一大ブームとなったあの頃よりずっとワイルドで本作での役割も難しいところだったけど、デヴィッド・ハーバーとの空気感も含め良かったです。

いつか生でレース観てみたいと思うけど、命懸けの世界で何が起こるか分からないので観る側も覚悟しないといけないんだなと思い知りました。

「フォードvsフェラーリ」「ラッシュ/プライドと友情」でも聞いたことある大会が出てきて最高に燃えました。静かに燃えてきたので、いつか自宅でお酒飲みながらまた堪能したい。そしたら多分号泣する!!!

お隣の方が喜怒哀楽をはっきり出される方で、視界に入って少し気が散ってしまったので、もう一度映画館で観たいと思います。

追記→
運良く2度目の鑑賞。前回観た時は、他人のリアクションに気が散って没入感を削がれてしまったが、今回はじっくり魅入る事が出来てずっと泣いてた。

初見で見落としてた部分や細かい面を味わえて良かったし、前回はデヴィッド・ハーバーに気を取られてしっかり捉えられていなかったオーランド・ブルームの表情に今回はやられた。相変わらず熱くて演者全ての表情が良くて泣く。1度目より気持ちよく泣けて 感情移入の仕方も全然違った。やっぱり映画観る時の隣の人って重要。

IMAX前方での没入感も強くあり、迫力もUPしていて最高だった。椅子が揺れなくたって感じられる迫力がこれでもか!と詰まっているので、個人的に4DXよりもIMAXをオススメしたいしその方がしっかりと映画を観れると思います。

日本最速試写室
(ソニー・ピクチャーズ試写室🕷)

IMAX®️試写会
(グランドシネマサンシャイン池袋)
みほみほ

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