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グランツーリスモのはたのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
3.5
先日思い出横丁に赴いたら、たくさんの外国人が通りやお店で食事をして、写真を撮っていた。あそこが外国人にウケていたのは、この映画でオーランドブルームが食事していたからだろうか。

映画は、実話ベースということもあってかドキュメンタリーぽいルックで撮られていて、実際に車を運転していない場面でも、実際に主人公たちの姿を追っているような生々しさが感じられる。ストーリーは普通。レースシーンの迫力は確かにあるが「フォードVSフェラーリ」に比べたらやや劣る(あの映画もル・マンを再現していた)。その代わり、頑固トレーナーを演じるデヴィッド・ハーパーが見事なツンデレっぷりを発揮していて2時間くらいの上映時間の中でなかなかのブロマンスを堪能できる。

監督が「第9地区」や「チャッピー」のニール・プロムガンプということもあってか、主人公ヤンが運転に意識を集中していく場面の細やかなCGの演出が効いている。程よくテンションをブチ上げるのに最適の一本。
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