「デイズ・オブ・サンダー2?」
アンチャーテッド、ラスト・オブ・アスに続くPlayStation Studios作品。
用はプレステのSIE製ゲームの映像化。
上記二つはノーティドッグ作品で、
シネマティックでドラマ性が高いシングルプレー作品だった。
元々、映画のようなゲーム、というコンセプトで作られてる作品なので、
そもそも映像化の親和性が高い。
で、今回、なんと、グランツーリスモ。
( ゚Д゚)ハァ?
正直思ったわ。
言えばレースゲーなわけで、映像化してもただのレース映画で、
それはグランツーリスモ感全くないやん!
で、蓋をあけてみれば、確かにネット上でニュースであったのかもしれない。
実在するドライバー、ヤン・マーデンボローの物語となっていて、
日産とソニー協賛のGTアカデミーの出身者らしいね。
そこでタイトルのグランツーリスモなわけだ。
パッと見、正直、序盤はなんか物足りなかった。
なんやろ、テンポが割と早く一定というか、
ドラマティックな展開も無理やり作ってる感じがあり、どうにも入り込めなかった。
というのもこの映画、そもそも時系列上の要素が多い。
①ゲーマーがGTアカデミーに選出されるまで
②GTアカデミーでの育成期間(トップガン的な)
③GTアカデミーを卒でルマンで3位になるまでのプロストーリー
ぶっちゃけ、トップガンですら②に殆ど費やしてたわけで、
おおよそまんべんなくやろうとするとそれぞれが薄くなる。
本作はどっちかって言うと③の方に比重があって、
その分、①、②は割と駆け足。
特に②は一緒のアカデミーの仲間との関係性も分からんまま、
なんかあっという間に終わってる割には友情めいた関係になってるし、
それやったらもっと深掘りせんかいって思いもあった。
まぁ結局、描かないといけない事が多い分、泣く泣くという感じかな。
そういう意味ではドラマの方が合ってたのかな?って気はせんでもない。
まぁただ、先輩映画でもあるデイズ・オブ・サンダーよろしく、
レースシーンはある程度テンポよく進める事でなんとか尺におさまった感じはある。
割とデイズ・オブ・サンダーイズムは感じたかなぁ。
ただ、それより要素が多い分、流石のニール・ブロンカンプと言えど難しい所があったかもしれない。
まぁ劇中のレースシーンと同じで割と追い上げ系の映画ではあり、
最初はもっと低い点にしようと思ったけど、なんとか評判通りの帳尻は合わせてきた。
さて、PlayStation Studios作品やけど、
今後、ゲームを映像化する方針のようで、まぁ色々出てくる。
ラスト・オブ・アスもエミー賞候補に上がってるんやけど、
PlayStation Studios作品はドラマ性が高いというか、
映画をプレーするゲーム的な要素が強い作品が多く、
ここからまたおもろい映画が生まれたらいいなと思う。
PlayStation Studios作品だけでなく、
2023年はサイバーパンク2077のアニメ作品も想像を超えるクオリティで必見やし、
メタルギアの小島秀夫監督作品であるデスストランディングの映画化も決まっていて、
今後、ゲーム原作の映画化増えて行く事になりそう。
まぁゲーマーとしてはそれは楽しみではある。